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第19回地球っこ講座

6月19日(日)午後2時から、精華町役場交流ホールで「第19回地球っこ講座」を開催しました。講師は第1回目からお願いしています『国際理解研究会 みなみの風』のみなさまです。

今回のテーマは「貿易ゲーム」。紙(資源)や道具(技術)を不平等に与えられた8グループ(国家)の間で、できるだけ多くの富を築くことを競う、貿易のシュミレーション・ゲームです。ルールの説明後さっそく国の内部で作戦会議が始まりました。 各国に配られた袋の中身はハサミ・のり・鉛筆・定規・紙・赤色シール・黄色シール それぞれの国ごとに中身はバラバラです。道具(技術)の多い国、紙(資源)と鉛筆だけの国等々。それで、規格の定められた輪を3個つなげた製品を制作し世界市場に売りにいきます。規格に合わない製品は売れません。 ゲーム開始から1分もたたないうちに、他の国に偵察に行く人。作戦会議が長引いてなかなか動き出さない国等々でしたが、しばらくして、自国の立場やよその国の状況が分かり始めたら、「ハサミ貸すので、定規貸してくれません?」 「道具はあるのに紙がない〜交換して!」道具を持っている国、資源(紙)を持っている国がそれぞれの欲しいものを交渉しはじめました。また、利益が折半できる他国への「技術援助」や「出稼ぎ」の人材派遣交渉も始まりました。道具をたくさん持っていても、交渉に応じない国もいれば、隣国に同盟を組まないか持ちかける国も現れます。道具を揃えるのと同時並行で、どうしたら一番儲けるものが作れるか国内で相談が進められます。国家間の交渉も白熱し、高度になっていきます。刻々と世界情勢は変わってきて、市場の価格も変動します。考える要素や判断と決断をせまられる場面は多くなってきます。

それぞれの国家は、幼児から小中高生・大人と様々な世代の方々で構成され、初めは知らない人ばかりでしたが、交渉好きな人、黙々と生産に従事する人、チームリーダーとして国をまとめる人、マーケットに製品を売りに行く人など、みなさん自分の得意分野で、自国の発展のために、一生懸命貢献していました。 「ふりかえり」では、次のような意見がでました。 ・まず情報収集と全体の様子を把握すること(どこの国に何がある)が必要。 ・交渉力・コミュニケーション能力が必要。 ・慣れてくると作業が雑になり、製品の精度が落ちる。 ・自分の国の事ばかり考えないで、他国と協力し友好関係を築くことが大事。 参加者は合計60名で、中には貿易ゲームをやる予定があるという、大学や高校の先生もおられました。 せいかグローバルネットの会員の方々にももっと多数参加していただけたら、と思いました。 (SGNニュース第20号より。写真はFacebookより。)

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