top of page

第21回 地球っこ講座

9月1日(土)10時から16時まで、むくのきセンターで、精華町、特定非営利活動法人京都海外協力協会、せいかグローバルネットの共催で開催しました。

午前中は外国の料理を一緒に作って味わうというプログラムです。アメリカの家族は「バナナチョコケーキ」を、マレーシアの方はココナツミルクで炊いたご飯にスパイスのきいた サンバルソースを添えた「ナシレマ」を、中国の方はエビと卵とニラを餡にして、皮に包んで焼いた「餡餅(シャーピン)」を、新しく赴任した国際交流員さんは春雨を鶏肉のスープで食べる「チキンロングライス」などの珍しくておいしいお料理を教えて下さいました。スウェーデンの高校生はお母さんと一緒に作ってくれたチョコレートケーキを持参で、コーヒーを入れてくれ、ベトナムの中学生はベトナムのドライライチや蓮の実のデザート、キャンデーなどを用意して参加してくれました。言葉はお互いに片言でも、みんなで一緒に作る食べ物はみんなの心を繋げ、笑顔にしてくれました。小学生も一所懸命に切ったりこねたり丸めたりと珍しいお料理に挑戦していました。

その後、隣の研修室で青年海外協力隊OBの方々から、写真やビデオ、パンフレットを見ながら活動の内容や発展途上国の話を聞きました。参加者からは「青年海外協力隊として、その仕事に誇りを持っているのが素晴らしかった。ご苦労とやりがいを知ることができ興味がわきとても勉強になりました。」などの感想がありました。

午後のプログラムは、国際理解研究会「みなみの風」の進行で、いろいろな表現の地図を見比べるワークショップをしながら、方角や距離、面積等 の表し方に特長があることを知りました。そして、地球儀を実際に作ってみて、方向や距離を正しく表示するには最も適していることを体験しました。外国人を含むグループ学習で進めましたが、言葉がなかなか通じなくてもわきあいあいと意見交換していました。「地図には特長があっておもしろい。」「地図と地球儀の使い分けが分かった。」などの感想がありました。 最後にある中学校の生徒たちが、外国人に自分たちで調べ作成した京都や奈良の世界遺産のパンフレットを、会場の参加者全員には折り鶴のキーホルダーをプレゼントしてくださり、温かい雰囲気のうちに講座を終えることができました。

*「地球っこ講座」終了後、参加者の中のお一人から次のようなメールをいただきました。『国際理解教育に深く関わる生き方がしたいと思い、大学でのフェアトレード活動の後、大学院では国際理解 教育の研究をしておりました。大学院でも、前任校でも、あまり国際理解教育について学ぶ会を見つける事ができずにいたので、今回の巡り合わせに喜んでいます。是非、イベントについて教えてください。また、できることが少しでもあるなら、一緒に活動させていただきたいです。どういった形で関わらせていただくことが可能でしょうか?』 大変うれしいことです。お互いに国際理解教育についての研究と実践が深められるように協力しながら活動していきたいと思いました。

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page