第22回地球っこ講座・夏
7月14日(日)13時30分から16時、精華町交流ホールで「多文化共生」をテーマに精華町とせいかグローバルネットの共催で開催しました。(参加者は外国人8名を含め59名)
前半は、精華西中学校国際交流部と木津南中学校チャレンジ部の生徒達が、「身の回りで文化の違いを感じることについて」調べたことや考えたことをプレゼンしました。
精華西中学校交際交流部はドイツからの帰国子女に聞いた日本とドイツの違いと、日本と諸外国のジェスチャーの違いを発表しました。ジェスチャーの違いには、その国の歴史的背景に関わることもあることを感じたそうです。三択クイズなどもあり、会場に来ていた人達も大変興味を持って参加していました。
木津南中学校チャレンジ部は、入管法の改正に伴い外国人の受け入れが拡大されることが予想されることより、多文化共生社会について、身近な人々からアンケートを取り、それを年齢別に分け、分析していました。身近な所で外国人が増えたと感じている人が多いことや、外国人を歓迎する人達の意見、どちらとも言えないと思う人の意見、不安、後ろ向きに感じる人達の意見をまとめて発表していました。人々の主観的な意見や、客観的な社会的意見をきちんと取り上げ、それらを踏まえて、これからの日本において、どういったところ(職種、場所)で外国人が必要とされるかを発表しました。さらに、ベルギーからの帰国子女が、ベルギーの生活で感じたことを発表しました。
後半は、「国際理解研究会 みなみの風 」の林さんによるワークショップ「外国の方とのお互いの文化の共通点探し」を、ゲストとしてアメリカ、フィリピン インド ネパール 中国 5か国6人の外国人を中心に6グループに分かれてしました。
最初は「挨拶、ジェスチャー」、次は「学校について」、最後は「ものの見方、考え方、感じ方」のテーマについてグループごとに共通点探しをした後、3グループに分かれて3つのテーマについてまとめた後、全体で発表し、テーマごとの共通点の内容を全員で共有しました。
外国人の方からは、日本と似ているところが多い、お互いの文化のことを考えないといけない、自分の国のことを考えるいい機会になったなどと、感想がありました。
参加された方々からは、外国の方々と実際に話してみて文化は違うけれど知らなかった共通点などいろいろ知ることができたことは良かったと思いました。このように明るい感じで話すことができれば異なる文化でも争いにはならないのではと思いました。お互いの文化を知ることは、様々な価値観を学べてとても面白かったです。いろいろな国の人に生の情報が聞けて興味深かった。ネットで得られる情報とは違って、直接話を聞くことで、よりその国を身近に感じられた。などの感想が寄せられ、留学してみたいという生徒もいました。
今回は「地球っこ講座・夏」でしたので、「地球っこ講座・冬」があります。冬は、2月8日(日)に、午前は外国人から、お国のお料理を教えていただき、午後はお互いの理解を深めるための国際理解のワークショップを予定しています。たくさんの方の参加をスタッフ一同お待ちしております。